「テニスコートしか使えない場所でピックルボールをしたい」「テニスクラブでピックルボールを始めたいけど、コートはどうする?」——こういった疑問を持つ方は少なくありません。ピックルボールはテニスコートを転用することができます。しかもテニスコート1面にピックルボールのコートを複数取ることができるため、効率よく使えます。
この記事では、テニスコートをピックルボールコートに転用する具体的な方法をラインの引き方・ネットの工夫・必要な道具まで詳しく解説します。
テニスコートとピックルボールコートのサイズ比較
まずは2つのコートのサイズを比較してみましょう。
| 項目 | テニスコート(ダブルス) | ピックルボールコート |
|---|---|---|
| 幅 | 10.97m | 6.10m |
| 長さ | 23.77m | 13.41m |
| ネット高さ(センター) | 91.4cm | 86.4cm |
| ネット高さ(サイドポスト) | 107cm | 91.4cm |
| 総面積 | 約261㎡ | 約82㎡ |
テニスコート1面の面積はピックルボールコートの約3倍。つまり、テニスコート1面にピックルボールコートが最大4面取れる計算になります(実際にはレイアウトや安全スペースによって2〜4面程度)。
テニスコート1面に取れるピックルボールコートの数
テニスコートへのピックルボールコートの配置方法は主に2パターンあります。
パターン1:テニスコートと平行に配置(2〜3面)
テニスコートの長辺(ベースライン)に沿ってピックルボールコートを並べる配置。テニスコート1面に最大2〜3面のピックルボールコートを取ることができます。コートの向きがテニスと同じになるため、もともとのラインを一部参考にしやすいです。
パターン2:テニスコートと直角に配置(4面)
テニスコートに対して90度回転させてピックルボールコートを配置するパターン。最大4面取れますが、既存のラインを活用しにくいため、ラインテープをすべて新たに貼る必要があります。
どちらの配置が適しているかは、コートの広さや使用する人数によって変わります。2〜8人程度なら2面、8人以上なら4面が快適にプレーできる目安です。
ラインの引き方・設置方法
テニスコートにピックルボールのラインを引く主な方法は3つあります。
方法1:ビニールテープ(養生テープ)を使う
最も手軽な方法です。コート上に直接テープを貼ってピックルボールのラインを作ります。テープを使う際は以下の点に注意してください。
- コートの素材(アクリル・砂入り人工芝・クレー等)に合ったテープを選ぶ
- テニスコートの管理者に事前確認を取る(テープ使用を禁止している施設もある)
- プレー後は必ずすべてのテープをきれいに剥がす
- 剥がしやすいタイプの養生テープを使用し、床材を傷めないようにする
方法2:仮設ラインマーカー(チョーク・テンポラリーライン)を使う
クレーコートや砂入り人工芝ではチョークでラインを引く方法もあります。屋外コートに限られますが、施設への負担が少ない方法です。ただし雨で消えやすいため、毎回引き直す手間があります。
方法3:ポータブルラインシステムを使う
ピックルボール専用のポータブルラインシステム(プラスチック製のラインパーツを組み合わせるもの)が市販されています。コートに留め具で仮設置でき、テープより床面を傷つけにくいため、許可が得やすい場合があります。ただし費用は高めです。
ネットの高さ調整と代替方法
テニスコートのネットはピックルボールより高いため、何らかの調整が必要です。
テニスネットを調整して使う場合
テニスネットのセンターストラップを使ってネットの中央を下げる方法があります。ピックルボールのセンター高は86.4cmです。テニスネットのセンターは通常91.4cmのため、センターストラップをおよそ5cm下げることで近い高さになります。ただしサイドポストの高さを正確に合わせることは難しく、あくまで近似値での対応になります。
ピックルボール専用ポータブルネットを使う場合
テニスコートの中にピックルボール専用のポータブルネット(独立型のもの)を設置するのが最も正確な方法です。テニスのネットポストを使わず、ネット自体が自立するタイプのポータブルネットを使えば、どの場所にコートを設置する場合でも対応できます。
| 方法 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| テニスネットを調整して使う | 追加費用なし。設置が早い | 高さが正確でない。サイドが高くなる |
| ポータブルネットを設置 | 高さが正確。どこにでも設置可能 | ネットの購入費用が必要(1〜3万円程度) |
テニスコートを借りてピックルボールをする際の許可の取り方
テニスコートをピックルボール転用で使う場合は、コートの管理者から許可を取ることが大前提です。許可を取らずにラインを引いたりネットを変更したりすることはトラブルの原因になります。
許可申請のポイント
- コートの管理者(テニスクラブのフロント、公共施設の窓口など)に連絡する
- 「テニスコートをピックルボールとして使用したい」と伝える
- ラインテープの使用可否、ネットの調整可否、後片付けのルールを確認する
- 許可が得られたら予約を入れてプレーする
近年は「テニスコートでのピックルボール利用」について理解が広まっており、許可してくれる施設が増えています。最初は「相談してみる」という気軽な姿勢で問い合わせてみましょう。
テニスコートでのピックルボール実施時の注意点
- シューズ:コートの素材(ハードコート・クレー・砂入り人工芝)に合ったシューズを選ぶ
- ボール:屋外コートでは屋外用ピックルボールを使用する
- 後片付け:ラインテープ・ポータブルネットは使用後に必ず元の状態に戻す
- 他の利用者への配慮:テニスプレイヤーと時間帯を共有している場合は動線・音の出し方に配慮する
関連記事:ピックルボールのコート予約のコツ|取りやすい時間帯と裏ワザ
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よくある質問(FAQ)
テニスコート1面にピックルボールコートは何面取れますか?
コートの配置方法によって2〜4面取ることができます。テニスコートと平行に配置すると2〜3面、直角に配置すると最大4面の設置が可能です。ただし安全なプレーに必要なアウトオブバウンズ(コート外のスペース)を確保することも大切です。実際にどれだけ取れるかはコートの大きさと配置次第で変わります。
テニスのネットをそのまま使ってもいいですか?
センターストラップでネットの中央を約86.4cmまで下げれば近い高さになりますが、完全に正確な高さにはなりません。公式試合や練習の精度を上げたい場合はピックルボール専用のポータブルネットを使用することをおすすめします。施設のネットを勝手に調整することは禁止されている場合もあるため、事前に確認を。
屋外のテニスコートでもピックルボールはできますか?
はい、できます。屋外では屋外用ピックルボール(硬めで穴が少ないタイプ)を使用してください。風の影響を受けやすいため、屋内より高いボールコントロール技術が求められますが、これも屋外ピックルボールの醍醐味です。コート管理者への許可確認は屋内・屋外ともに必要です。
まとめ
- テニスコート1面にピックルボールコートが2〜4面取れる。スペースを有効活用できる
- ラインの引き方はビニールテープ・チョーク・ポータブルラインシステムの3通り
- ネットはテニスネットのセンターを下げるか、ピックルボール専用ポータブルネットを使う
- コートを使う前に必ず管理者から許可を得ること
- 使用後のテープ除去・後片付けを徹底することで次回も快く使わせてもらえる
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