ピックルボールを始めてすぐに「え、そのサーブは反則?」と言われた経験はありませんか?テニスやバドミントンと比べると、ピックルボールのサーブには独自のルールがあります。知らずに違反すると、せっかく打ったサーブがフォルトになってしまいます。
この記事では、ピックルボールのサーブのルールを初心者向けにわかりやすく解説します。USA Pickleballの標準ルールに基づき、正しい打ち方・フォルトになるケース・よくある間違いを体系的にまとめました。
サーブの基本:2種類のサーブ方式
ピックルボールのサーブには2つの打ち方があります。
| 種類 | 打ち方 | 特徴 |
|---|---|---|
| ボレーサーブ(Volley Serve) | ボールをトス/リリースし、バウンド前に打つ | スピン・スライスもかけられる。フォームの制約あり |
| ドロップサーブ(Drop Serve) | ボールを自然落下させ、バウンド後に打つ | フォームの制約が少なくシンプル。初心者向き |
どちらの方式を選んでも構いません。試合中に変えることもできます。
ボレーサーブのルール詳細
必ず守らなければならない3つの条件
- コンタクト位置:パドルのヘッドが手首より下になっていること(アンダーハンドまたはウエストレベル以下)
- スイング方向:腕が上向きの弧(アップスイング)を描くこと
- ボールのリリース:ボールはトスするかリリース(放す)してから打つ。手を添えたまま打つことは不可
よくある誤解
「アンダーハンドで打てばいい」と思っている方が多いですが、正確にはパドルのヘッドの位置が手首より下でなければなりません。腕全体の動きがアップスイングになっていることも必要です。肩より高い位置でボールに当ててしまうとフォルトになります。
ドロップサーブのルール詳細
ドロップサーブはボールを手から自然に落とし(弾んだり投げ込んだりしない)、バウンドしたボールを打ちます。USA Pickleballのルールで正式に認められており、スイングの形に関する制約がないため初心者にも使いやすいサーブ方式です。
ドロップサーブのポイント
- ボールは手から自然に落下させる(投げ込み・弾みの補助は不可)
- バウンドの回数は1回以上であれば何回でもOK
- フォームの角度・スイング方向の制約はない
- サービスポジションのルール(位置・フットフォルト)はボレーサーブと同じ
サービスポジションのルール(共通)
どちらのサーブ方式でも、ポジション(足の位置)に関するルールは共通です。
- ベースラインの後ろ(ライン上はNG)から打つ
- センターラインとサイドラインの延長線の間(仮想の延長内)に立つ
- ボールが手を離れる瞬間に少なくとも1本の足が地面に触れており、ベースラインやラインを踏んでいないこと
- 対角のサービスボックスを狙って打つ
フォルトになる主なケース
| フォルトの種類 | 内容 |
|---|---|
| アウト | ボールがサービスボックス外に出た |
| ネット | ボールがネットに引っかかった(レットを除く) |
| フォームの違反(ボレーサーブ) | ヘッドが手首より高い位置でコンタクト、ダウンスイングなど |
| フットフォルト | サーブ時にベースラインやラインを踏んだ |
| ノンサービスボックス | ボールがキッチンラインに触れた・キッチン内に落ちた |
| 不正なリリース(ドロップサーブ) | ボールを投げ込んだり弾ませたりしてサーブした |
レット(Let)について
レットとはサーブがネットの上部に触れ(コードに当たり)、その後サービスボックスに正しく入った場合のことです。以前はレットの場合に打ち直しが行われていましたが、USA Pickleballの最新ルールではレットはそのままインプレーとして扱われます(打ち直しなし)。ただし、ローカルルールや大会によって異なる場合があるので、プレー前に確認することをおすすめします。
スコアとサービスポジションの関係(ダブルス)
ダブルスでは得点に応じてサービスを打つポジションが変わります。
- サービスチームの得点が偶数(0を含む)のとき:1番サーバーは右サイドから打つ
- サービスチームの得点が奇数のとき:1番サーバーは左サイドから打つ
「今どっちから打てばいいんだっけ?」と迷ったときは、得点の奇数・偶数で確認するのが確実です。
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よくある質問(FAQ)
Q. ドロップサーブとボレーサーブ、どちらを選ぶべきですか?
初心者にはドロップサーブがおすすめです。フォームの制約が少なく、ネットに引っかかりにくい安定したサーブを打ちやすいからです。慣れてきたらボレーサーブも試してみましょう。スピンをかけられる分、より戦術的な選択肢が広がります。
Q. サーブをトスせずに打ってもいいですか?
ボレーサーブでは、ボールを手に持ったまま打つことはできません。必ずリリース(手放す)またはトスしてから打ちます。ドロップサーブでは自然落下がルールなので、これも手に持ったまま打つことはできません。
Q. サーブは1回しか打てませんか?
標準ルールではサーブは1回のみです(テニスの1stサーブ・2ndサーブのようなシステムはありません)。フォルトをするとサービス権を失います(またはサーバー2に交代)。
まとめ
- サーブには「ボレーサーブ」と「ドロップサーブ」の2種類がある
- ボレーサーブはパドルのヘッドが手首より下・アップスイングが必要
- ドロップサーブはフォームの制約が少なく初心者にも使いやすい
- どちらでもベースライン後ろ・フットフォルトなしのポジションルールは共通
- サーブのフォルトは1回でサービス権を失うため、確実なサーブを心がける
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