「ピックルボールにはテニスとは違う特別なルールがある」と聞いたことはありますか?その代表的なルールのひとつが「ダブルバウンスルール(ツーバウンスルール)」です。このルールを知らないと、最初の数回は必ずと言っていいほど反則をしてしまいます。
この記事では、ピックルボール独自の重要ルールであるダブルバウンスルール(Two-Bounce Rule)を初心者向けにわかりやすく解説します。なぜこのルールが存在するのか、どんな場面でフォルトになるのかも丁寧に説明します。
ダブルバウンスルールとは何か?
ダブルバウンスルール(Two-Bounce Rule)とは、サーブが行われた後のラリー最初の2打で、それぞれ必ず1バウンドさせてから打たなければならないというルールです。
具体的な流れは以下のとおりです。
- サーブ(1打目):サーバーが打つ
- リターン(2打目):レシーバー側は必ずバウンドさせてから打つ(ボレー禁止)
- サーブ側の3打目:サーブ側も必ずバウンドさせてから打つ(ボレー禁止)
- 4打目以降:どちらもボレーでもグラウンドストロークでも自由
つまり、「サーブのリターン」と「リターンへの返球」の2回、バウンドが必要だから「ダブル(2回)バウンス」と呼ばれます。
図で理解するダブルバウンスルール
| 打数 | 打つ側 | バウンド必須? | 備考 |
|---|---|---|---|
| 1打目(サーブ) | サーブ側 | - | サーブは通常どおり |
| 2打目(リターン) | レシーブ側 | 必須 | ボレーでリターンは反則 |
| 3打目 | サーブ側 | 必須 | ボレーで返球は反則 |
| 4打目以降 | どちらでも | 不要 | ボレーOK(キッチン外に限る) |
なぜこのルールが存在するのか
ダブルバウンスルールには、ゲームバランスを保つための重要な意図があります。
もしこのルールがなければ、サーブを打った後にそのままネットに突っ込んでボレーを連発するといった、一方的なサーブ&ボレー戦術が主流になってしまいます。また、レシーバー側もサーブをボレーで返してすぐにネットへ出ることができてしまいます。
ダブルバウンスルールによって最初の2打でバウンドが必要となるため、双方が一度ベースライン付近でボールを収め、その後徐々にネットへ前進するという「展開のある」ゲームが生まれます。これがピックルボールをテニスより戦略的にしている要因のひとつとも言われています。
ダブルバウンスルール違反になる典型的なケース
ケース1:リターン側がボレーで返球する
サーブが来た瞬間にボレーで打ち返してしまうパターン。テニス経験者に多い間違いです。必ず一度バウンドさせてからリターンしましょう。
ケース2:サーブ側が3打目をボレーする
リターンが返ってきた瞬間にサーブ側がボレーしてしまうケース。特にテニスのサーブ&ボレーの習慣が残っている方に多い違反です。3打目もバウンドしてから打ちましょう。
ケース3:リターンが短くなりそうなので飛びついてボレーしようとする
リターンが短かったりネット寄りに来たりしたとき、ボレーで決めようとして踏み込む場面です。2打目・3打目はどんなボールでもバウンドが必要です。
ダブルバウンスルールを理解するための練習法
- 「バウンド!」と声に出す習慣を作る:相手がサーブまたはリターンを打ったら「バウンド!」と声に出し、バウンドを確認してから打つ
- 最初はゆっくりラリーする:最初のうちはスピードを落としてラリーし、2打目・3打目のバウンドを確実に意識する
- ポジションを後ろに取る:2打目・3打目でバウンドを確認するため、ベースライン付近で待つ習慣をつける
ダブルバウンスルールと他のルールの関係
ダブルバウンスルールは、キッチンルール(ノンボレーゾーン)とセットで理解するとより整理されます。
- ダブルバウンスルール:ラリー最初の2打は必ずバウンドが必要。これにより双方が一度ベースライン付近に留まる
- キッチンルール:キッチン内でのボレーは常に禁止。3打目以降もキッチン内ではボレーできない
この2つのルールが組み合わさることで「サーブ後すぐにネットを支配する」戦術が封じられ、ラリーに展開が生まれます。
関連記事:キッチン(ノンボレーゾーン)とは?ピックルボール最重要ルールを解説
「ツーバウンスルール」と「ダブルバウンスルール」は同じもの?
はい、まったく同じルールです。USA Pickleballの正式ルール名は「Two-Bounce Rule」ですが、日本語では「ダブルバウンスルール」と呼ばれることも多く、どちらも同じ内容を指しています。コミュニティや記事によって表記が異なりますが、内容は変わりません。
あわせて読みたい関連記事
よくある質問(FAQ)
Q. 4打目以降はいつでもボレーしていいですか?
4打目以降はボレーが可能ですが、キッチン(ノンボレーゾーン)内でのボレーは依然として禁止です。キッチンの外であれば自由にボレーができます。ダブルバウンスルールが解除された後も、キッチンルールは常に適用されます。
Q. サーブがバウンドしてキッチン内に止まった場合はどうなりますか?
サーブがキッチン内にバウンドした場合(ノンボレーゾーンに入った場合)はフォルトです。サーブはキッチンラインを越えてサービスボックスに入らなければなりません。
Q. ダブルバウンスルールは国際試合でも適用されますか?
はい、USA Pickleballおよびその他の国際的なピックルボール統括団体の標準ルールで規定されており、国際試合でも基本的に同じルールが適用されます。ただし、最新のルール変更については必ず公式サイトでご確認ください。
まとめ
- ダブルバウンスルールとはサーブのリターン(2打目)とその返球(3打目)でバウンドが必須なルール
- 4打目以降はボレーが自由になる(キッチン外に限る)
- このルールにより「サーブ&ボレー」戦術が封じられ、展開のあるゲームになる
- テニス経験者は2打目・3打目でのボレー習慣に注意が必要
- 「ツーバウンスルール」と「ダブルバウンスルール」は同じ意味
ピックルボールトウキョウでは、港区・渋谷・新宿エリアで初心者体験会・交流会を定期開催しています。ラケット経験ゼロでも大丈夫。まずは公式サイトから最新のイベント情報をチェックしてみてください。