ピックルボールを始めて最初に戸惑うのが「スコアのコール方法」です。サーブを打つ前に点数を声に出す必要があるのですが、ダブルスでは3つの数字をコールしなければならず、「え、いまいくつ?」と混乱する初心者は少なくありません。
この記事では、ピックルボールのスコアの数え方とコール方法をダブルス・シングルス別にわかりやすく解説します。これを読めばスコアコールに自信が持てるようになるはずです。
基本的な得点ルール
得点できるのはサービス側だけ(サイドアウトスコアリング)
ピックルボールの標準ルールでは、サービスを打つ側のチームだけが得点できます。これを「サイドアウトスコアリング」と呼びます。
- サービス側がラリーに勝つ → サービス側が1点獲得し、次もサービスを続ける
- サービス側がラリーに負ける → 得点なし。サービス権が相手チームへ移る(サイドアウト)
なお、ラリースコアリング方式(ラリーに勝ったほうが得点できる方式)を採用するトーナメントや大会もありますが、一般的なレクリエーションゲームではサイドアウトスコアリングが標準です。
何点で勝ち?
| 形式 | 勝利条件 | 主な使用シーン |
|---|---|---|
| 11点制 | 11点先取(2点差必要) | 一般的な試合・レクリエーション |
| 15点制 | 15点先取(2点差必要) | 一部のトーナメント形式 |
| 21点制 | 21点先取(2点差必要) | 一部の大会形式 |
最もよく使われるのは11点制です。10-10(タイブレーク)になった場合は、どちらかが2点差をつけるまでゲームが続きます。
ダブルスのスコアコール
3つの数字をコールする
ダブルスでは、サーブを打つ前に以下の順番で3つの数字を声に出します。
- 自チームの現在の得点
- 相手チームの現在の得点
- サーバー番号(1または2)
例:自チームが3点、相手が2点、現在2番サーバーが打つ場合 → 「3・2・2」とコール
サーバー番号とは何か
ダブルスでは各チームに2人いるため、同じチームの2人を区別するために番号を使います。
- サーバー1(Server 1):各ゲームの最初のサービスを打つ選手
- サーバー2(Server 2):パートナー。1番がフォルトした後に打つ選手
サイドアウトになって自チームにサーブが移ってきたとき、最初に打つ選手は常に「サーバー1」です。ただし、ゲーム開始の最初のサービスチームだけは例外があります。
ゲーム開始時の特別ルール
ゲームの最初のサービスは「0-0-2」とコールします。これは、最初のチームだけは「サーバー2」から始まり、フォルトするとすぐにサービス権が相手に移る(サーバー1を飛ばす)ことを意味します。これは先攻のチームが有利になりすぎないための調整ルールです。
| 場面 | コール例 | 意味 |
|---|---|---|
| ゲーム開始 | 0-0-2 | 0-0で先攻チームのサーバー2が打つ |
| 自チーム3点・相手2点で1番が打つ | 3-2-1 | 3対2の状況、1番サーバー |
| サイドアウト後の相手チームが打つ(自6・相4) | 4-6-1 | 相手チームが4点、自チームが6点、相手1番サーバー |
シングルスのスコアコール
シングルスはシンプルで、2つの数字をコールします。
- サーバーの得点
- レシーバーの得点
例:サーバーが5点、レシーバーが3点 → 「5・3」
シングルスのコートポジション
シングルスでは得点に応じてサーブするサイドが変わります。
- 自分の得点が偶数(0を含む)のとき:右サイドからサーブ
- 自分の得点が奇数のとき:左サイドからサーブ
よくある間違いとその対処法
| よくある間違い | 正しいルール |
|---|---|
| スコアをコールせずにサーブを打つ | サーブ前に必ずコールする。忘れた場合は相手から指摘してもらう |
| 「自分-相手」の順番を逆に覚えている | 「サーバーの点数が先」と覚えると正確 |
| ゲーム開始を「0-0-1」とコールしてしまう | ゲーム開始は「0-0-2」が正しい |
| サイドアウト後もサーバー番号を引き継いでしまう | サイドアウト後に受け取ったサービスは「1番」から始まる |
スコアを覚えるコツ
- 声に出す習慣を作る:サーブ前に必ず声に出す。慣れれば自然にできる
- 「自分、相手、番号」と日本語で覚える:英語で覚えるより日本語の順番として記憶すると定着しやすい
- スコアボードを設置する:コート脇に小さなスコアボードを置くと確認しやすい
- テンポよくコールする:ゆっくりでいいので確実に3つの数字を出す習慣をつける
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よくある質問(FAQ)
Q. スコアを間違えてサーブを打った場合はどうなりますか?
スコアの誤コールに気づいた場合は、すぐに修正してサーブをやり直すことができます。ラリーが始まった後に気づいた場合はスコアを修正してポイントはそのまま続ける、というのが一般的な扱いです。詳しくは大会ごとのローカルルールや審判の判断に従いましょう。
Q. 11点で2点差がついていない場合はどうしますか?
10-10のタイブレークになった場合、2点差がつくまでゲームを続けます。例えば11-10になってもゲームは終わらず、12-10や13-11など2点差がついた時点で勝利となります。
Q. ラリースコアリングとサイドアウトスコアリングのどちらが楽しいですか?
ラリースコアリングはラリーに勝ったほうがすぐに得点できるため、テンポが早くなります。初心者のうちはどちらの方式が使われるか事前に確認しておくとスムーズです。レクリエーションでは大多数がサイドアウトスコアリングを採用しています。
まとめ
- ダブルスのスコアコールは「自チームの点数・相手の点数・サーバー番号」の3つ
- ゲーム開始は必ず「0-0-2」からスタート
- シングルスは「サーバーの点数・レシーバーの点数」の2つ
- 得点できるのは原則としてサービス側のみ(サイドアウトスコアリング)
- 11点先取・2点差勝利が最も一般的な形式
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