ピックルボールの普及とともに、世界中でユニークなコートや施設が次々と誕生しています。屋上コート、リゾートプール横のコート、廃工場をリノベーションした施設など、その発想の豊かさには目を見張るものがあります。
この記事では、世界各地のユニークなピックルボール施設の事例をまとめてご紹介します。日本ではまだ見られない発想も多く、これからの施設展開のヒントになるかもしれません。
なぜユニークな施設が生まれているのか
ピックルボールのコートはテニスコートより小さく、設置の自由度が高いという特徴があります。テニスコート1面の中に最大4面のピックルボールコートが収まると言われており、空きスペースの活用や既存施設の転用が進んでいます。
また、スポーツとエンターテインメントを組み合わせた「スポーツ×体験」施設へのニーズが世界的に高まっており、ピックルボールはその象徴的なコンテンツとして取り入れられています。
北米の事例:多彩な施設形態
専用アリーナ型施設
米国各地では、30面以上のコートを備えた大規模なピックルボール専用アリーナが誕生していると言われています。飲食・観戦エリアを併設し、プロの試合観戦から初心者レッスンまで一か所で楽しめる複合施設です。
フードドリンク×スポーツバー型
北米で人気のコンセプトが「ソーシャルピックルボール」と呼ばれる形態です。コートの隣にバーやレストランを置き、プレー後にそのまま食事・飲み会ができる施設です。ゴルフの「トップゴルフ」と同様のエンタメ体験型スポーツ施設の概念が、ピックルボールにも広がっています。
屋上コート
都市部の高層ビルやホテルの屋上にピックルボールコートを設置する施設も登場しています。都市の景色を眺めながらプレーできるという、特別な体験が人気を呼んでいます。
リゾート・ホテルでの施設展開
高級リゾートやホテルがゲストのアクティビティとしてピックルボールコートを設けるケースが世界中で増えています。カリビアン・リゾートやハワイのホテルなどでは、プールや海を望むコートでプレーできる施設が観光資源にもなっています。
クルーズ船にピックルボールコートを設置した事例もあると聞きます。甲板上でのプレーという特別な体験は、旅の思い出としても印象に残るものです。
廃墟・倉庫リノベーション型
使われなくなった工場・倉庫・体育館をリノベーションしてピックルボール施設に転用する事例も注目されています。高い天井と広い床面積を活かして複数コートを設置でき、インダストリアルな内装がスタイリッシュな空間を生み出しています。
こうした施設は、廃墟問題の解決と地域活性化を同時に実現できる取り組みとして評価されることもあります。
アジア・ヨーロッパの施設事情
アジアでは、シンガポールを中心にコンドミニアムやショッピングモール内にピックルボールコートを設置する動きが広まっています。商業施設のアメニティとしてコートを提供することで、集客力を高める試みです。
ヨーロッパでも、都市部のスポーツクラブやフィットネスセンターがピックルボールコートを設置するケースが増えていると言われています。テニスクラブのコート転用が最も一般的な形態です。
関連記事:アジアのピックルボール事情|韓国・タイ・シンガポールの今
日本での施設展開の可能性
日本では都市部の土地コストが高いため、専用の大規模施設を新設するのはハードルが高い面もあります。一方で、以下のような活用方法は現実的な選択肢として考えられます。
- テニスコートの転用:既存のテニスコートにラインを引いてピックルボールに対応させる
- 体育館の多目的活用:区立・市立体育館の空き時間にピックルボールスペースとして開放する
- 屋内商業施設への設置:ショッピングモールの未使用スペースをコートとして活用する
- ホテル・旅館のアメニティ化:リゾートホテルや宿泊施設がコートを設けてゲストに提供する
関連記事:自治体・体育館向けピックルボール導入ガイド|需要とコートの作り方
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よくある質問(FAQ)
日本で変わったピックルボール施設はありますか?
日本ではまだ大半が体育館・スポーツクラブ内のコートが中心です。今後、都市部のビルやホテルへの設置が増えることが期待されています。最新の施設情報は各地のピックルボールコミュニティのSNSで確認するのが最も速いです。
ピックルボールコートを自分の施設に設置したい場合はどうすればよいですか?
コートの寸法(約6m×13.4m)と床面材・ネットの基準があります。既存のスペースへの設置可能性を確認し、用具メーカーや施設工事業者に相談するのが最初のステップです。ラインテープを貼るだけで始められる仮設コートから試してみることもできます。
リゾートホテルでピックルボールができる場所はありますか?
海外のリゾートでは増えています。日本国内では施設ごとに異なるため、宿泊施設のアクティビティ一覧やフロントへの問い合わせで確認してください。
まとめ
- 世界では専用アリーナ・バー併設型・屋上コート・リゾート施設など多彩な形態のピックルボール施設が誕生している
- コートが小さく設置の自由度が高いため、空きスペース活用や既存施設転用が進んでいる
- アジアではショッピングモールやコンドミニアム内への設置が広まっている
- 日本ではテニスコート転用・体育館の多目的活用・商業施設設置などが現実的な選択肢
- 施設の多様化がスポーツとしての認知拡大にも貢献する
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